(おおかみおとこの雨と雪)良かったですね〜。

おおかみおとこと雨の雪見ました。



これがまた最高!




監督は細田監督。
キャラクターデザインがあのエヴァンゲリオンで超有名な貞本さんという不思議な組み合わせだった。


この世界観に、貞本さんの雰囲気があうのかな〜と疑問に感じていましたが、
これがけっこうマッチしているのには驚いた。


おおかみおとこのお父さんは、おおかみになっているときは初号機だし(笑)。


大学で知り合ったはなさんとおおかみおとこのお兄さん。


やっぱり、大学へは忍び込んでいたんですね(笑)。
学生じゃない雰囲気がプンプンしていましたし。

たぶん人間だとすぐ捕まるので狼に変身してこっそり忍び込んでいたんだと思います。

真剣にノートをとる場面が印象的でしたが、なにを勉強していたのでしょうか・・・・。

人間の言葉を勉強していたとか?


だんなさんのほうから狼男だと花に明かす場面がかっこよかった。

このおおかみおとこさん、名無しなんですね^^;名前がなかったりする・・・
免許書でも、名前のところだけ写ってませんでしたし。



この場面は有名ですね。


しかしはなさんも逃げることなく・・・・



「コワくない?」と問いかける狼男に


「貴方だから。」と素直に受け入れる花さん・・・。

素直すぎて逆にコワい。


いつしか結ばれることになるのですが・・・。。



いつしか二人は愛し合うようになっていました。


でも幸せは長くは続くことなく・・・・


途中からおおかみおとこのだんなの姿が見えなくなるのですが、



嫌な予感が的中してしまいます。



いや・・・物語の序盤でおおかみおとこのだんなさんが亡くなってしまうのはショッキングでした・・・

おおかみのだんなはキジを捕まえようとして用水路に転落した・・・・と思われますが、


残酷かな・・・・だんなの身柄ははなさんに引き取ってもらうことができずに、
動物の死体扱いされ処理されてしまうのでした・・。



激しく雨が降る中、崩れるようにへ垂れ込み泣きじゃくるはなさんに・・・・胸痛んだ・・・・。



はなさんにさらなる試練がこれから次々と降りかかることになります。



それは人間との共存の厳しさを物語っているようで・・・・



野生の動物と人間の共存の難しさがむき出しに出ていた。




自分の好きな場面ははなさんとおおかみおとこさんがタレをつけてはじめて焼き鳥を食べる場面。



ここが一番温かい場面で好きでした。




おおかみだんなの「あ、うまい!」そんな言葉が聞こえてくるようでした^_^
(ここは口パクです^_^;)




目を背けたくなるような厳しい場面も多々ありますが・・・・



思わずほっこりできるようないい場面もたくさんあるんですよ。この映画。







雨の言葉。痛々すぎて涙が出ました・・・。




「おおかみってどうしてわるものなの?」という言葉には胸が締め付けられるようでした。




「絵本のこと?」



「こんなのならおおかみなんていやだ」



「おかあさんはおおかみおとこは嫌いではないわ。」




「おおかみの味方よ」と笑顔で答えるはなさんが印象的でした。

厳しい環境でめげずにけんめいにくらそうとするはなさんの姿も共感したし、




それに手を差し伸べてくる近所の人々の温かさも共感できました。



そんななかで雨ちゃんに事件が起きてしまうんですよね。



転校生になんとひっかいてしまう事件が起きてしまうんですが・・・・

それから転校生を避けるようにするのですが、


いつしか心が通い合うようになります。


そのきっかけはこの言葉でした。



「わたしちゃんとはなそうと思ったの。あのときの狼は私なのよ」

それを心から受け止めた転校生。

「俺、わかっていたよ。」



大雨で二人を迎えにこない親。

そこに心の通い合う共通感を感じたのかもしれません。





雨ちゃんは人間として生きていることを決めて雪ちゃんはおおかみとして父の意思を受け継いだんだと思います。


すごく切ないラストでしたが・・・・・

涙の中にも温かさとすがすがしさの光る名品だと思います。


ヤフーのほうに、おおかみおとこの・・・のレビューを詳しく開設する予定なので、お楽しみに。